海は深い緑色

昨日、東京都にあるとある保育園で出された給食が原因で集団食中毒が発生したらしい。
食中毒を聞くとすぐにノロウイルスを思い出してしまう私。
冬場はノロウイルスの恐怖におびえ続け、今年は初夏になっても集団食中毒が出たりしたから、ああまたか・・・・と思ったのだけど、フタを開けてみたらなんとアレルギー症状だったらしい。
なんでも、給食として出されたイワシの焼き魚から、アレルギー物質のヒスタミンが検出されたそうで、29人の子供たちが口のまわりが腫れたりするアレルギー症状が出たんだとか。
29人全員がイワシアレルギーだったとかそういう話ではなく、もともとヒスタミンそのものがアレルギーを起こす原因になる物質。
何でも、いわしやマグロなどの赤身魚は常温で放置したり、冷蔵でも長期間保存したりすると、付着した微生物がアミノ酸を分解してしまい、ヒスタミンを生成してしまうんだって。
この保育園では北海道の加工業者から仕入れたイワシを冷凍庫で保存していたらしいのだけど、その期間は約1ヶ月。
冷凍でも1ヶ月だとアウトなのか、それとも解凍する方法を誤ったのか・・・。
まあおそらく、自然解凍させていて、その時間が長すぎたからヒスタミンが生成されてしまったってことなんだろうけど。
でも焼き魚にしてもアレルギー症状が出たってことは、加熱処理してもヒスタミンはなくならないってことだよね（汗）
たいていのウイルスや菌は熱に弱くて、加熱処理すると活性を失ってしまうと聞いたけど、熱を加えてもしっかり残存するものもあるから要注意だね。