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プロフィール
seagreen

2017年06月16日

もし目の前に・・・

ある新聞を読んでいたら、過去に井上ひさしさんが自身の随筆で紹介したというフランスの大学の入試問題のことが掲載されていた。
その問題というのは、自分の前の前に、今まさに橋の欄干からセーヌ川に飛び降りようとしている娼婦がいる。さてあなたならどういう言葉をかけて娼婦の身投げを制止するか?というもの。
もちろん、娼婦の体を抱きかかえて力尽くで制止する・・・なんてのはなし。あくまで「言葉」のみで思いとどまらせなければならない。
これには正式な回答というものはなく、おそらく採点する側が「これが秀逸」と思ったものに加点するという仕組みだったんだろうな。
で、見事その問題に答え、合格したという後の著名な政治家・作家の解答は「僕と結婚してください」だったんだって(笑)
相手は見知らぬ娼婦。単に通りすがっただけの関係なのに、いきなりプロポーズとは・・・・。
でもこんな言葉をかけられたら、相手もさすがに面食らって、身投げしようという気が削がれてしまうんじゃないかと思う。
そういう意味では秀逸だし、これは合格に値する名解答だなと思った。
もちろん、その後本当に結婚するのかどうかはわからないけど(笑)
ただ、その新聞では、一度自殺を第三者に阻止された人の数年後の生存率は9割を超えているんだそう。
つまり、一度自殺を思いとどまれば、数年先まで生きられる可能性が高いというわけ。
誰しも心が折れて、時には死んでしまいたいと思うことはあると思う。
でもそのとき、誰かが声をかけ、思いとどまらせてくれたら、「一度は死ぬ覚悟をしたんだからどうとでもやっていける」という勇気が湧いてくるのかも。
何より、見知らぬ誰かが見知らぬ自分に声をかけてくれたこと。そこに「世の中捨てたもんじゃない」という希望を見いだすのかなと思った。  


Posted by seagreen at 10:13